今年度も1か月が経過しました。
この記事でちらっと触れていますが4月から管理職に任命されてしまいまして、戸惑いつつも月末のあれこれ締め作業みたいなのしていたら自覚がわいてきました。
・管理職になるまで
管理職ってなに?何する仕事?どういうことできなきゃいけないの?何を考えて仕事するの?
ととにかく疑問ばかり。
同業者や社内の人に質問をぶつけることにしました。
返ってきた回答は…
「上司にチームのミッションを聞いて、その実現のために行動するんじゃない?」
「なるようにしかならないよ」
「上司の抜けた状況をとりあえず埋めればいいんじゃない?」
全部そのとおりなんだけど、一つ目のアドバイスが一番役立った。
上司に聞いたところ抽象化されたミッションを受け取ったのでそれを現場レベル、個人レベルに落とし込むところからのスタート。
あとはとにかく考え方とかが知りたくて本を買った。
・速効!SEのための部下と後輩を育てる20のテクニック
・自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書
・管理職1年目の教科書
1つめを今読んでいて、確かにそういう教わりかたしたなーと思っているところ。
とにかく管理職像がつかめず不安でした。
上司に対しては漠然といろんな人がいるから大変だなーくらいしか考えていなかった。
自分を評価する相手として自分のモチベーションと自分のビジョンと会社の求める像とをすり合わせてちょうどいい妥協点みたいなところを見つけてがんばりつつ助けてもらうというのがこれまでの上司との付き合い方だった。
・管理職になって感じていること
いろんな人がいて大変(想像どおり)
伝え方、伝わり方がわからないし、難しい。
特に新人を抱えているので、新人は会社とか上司とかお客さんとかの区別が漠然としていて誰がお金をくれているかとか、会社としての立場とはみたいなところまでまだ考えが至らないみたいで苦労する。
自分だったらとか、会社からは求められているのにとか、がんばらないことに対して不満になる
自分と部下を守るためにはコンプライアンスとか知らないと困る(このへんは少しだけ勉強させられた)
評価される側から評価する側にもなったことはかなり視点が大きく変わった
自分は自分、他人は他人だったが部下の評価が低ければ自分の評価も一緒に下がるみたいなところがあるので他人に無関心ではいられなくなった
一番変わったのは意識的なところです。
人に任せることが一番難しいけど、一番やらなきゃいけないことなのでやきもきする。
・一か月やってみて
この一か月、特に指針はなくうまくチームが運用されればいいかなと思いつつ管理職としての仕事を模索していたけど、ちょっとやっぱりまだわからない。
GW明けから自分のビジョンを伝えるところからやってみようと思う。正解がわからないので、それが最適かどうかはわからないけど。
最近読んでみた本が気づきがたくさんあって刺激を受けています。
・エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
今の自分はSESで外に出ているので、会社の利益とお客さんの要望・思惑と自分の目標と部下の幸せ(人によってモチベーションも目標もバラバラだと思うからそれらを尊重することを考えると一言にすると幸せなのかなーと)の間で最大公約数を求めてがんばるしかないなと思ってます。
一年後くらいに、管理職とは何かと部下との付き合い方みたいな部分が見えてきて記事を書けるといいな。
ひとまずまた一か月くらいがんばってみよーっと。